偉大な数字と、大きな功績を残し、新たな伝説を作った。本塁打王のタイトルを逃し、103年ぶりの2ケタ勝利&2ケタ本塁打の偉業も達成できなかった。しかし、それ以上に世界の野球ファンに対し「二刀流」大谷翔平の存在を示し、熱狂させた2021年だった。 写真=Getty Images シーズン最終戦で46号本塁打を放ち、有終の美を飾った。記憶にも記録にも残るシーズンとなった
2021年 23試合9勝2敗、130回1/3、156振、防御率3.18 2021年 155試合138安46本100点26盗、打率.257 最後は自分のバットを信じて振るだけだった。右翼手もほぼ動くことなく打球を見送った。今季46本目の本塁打が、ライナーで右翼席に突き刺さる。現地時間10月3日の最終戦(対マリナーズ)。「一番・DH」で出場した155試合目の初回、1ボール1ストライクからの3球目。139キロのスライダーが真ん中へ入ってきたところを見逃さず先頭打者本塁打。自らの一発で大台の100打点に乗せた。
「より多く試合に出られたのは単純に楽しかったです。それだけ試合に貢献できる頻度が高いということは選手としてもやりがいがあったと思うので。すごく楽しい1年だったかなと思います」と大谷は笑顔で語る。
11試合ぶりの一発。ようやく出たときには・・・
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