オリックス 僅差の展開に持ち込み“全員で勝つ!”
執念の粘りで首位をキープ。1996年以来、25年ぶりの優勝へ、10月に入って6勝2敗とオリックスがラストスパートだ。残り10試合となるも2位・ロッテとの差もわずか2.5。主砲・吉田正尚が離脱する中で“全員で勝つ!を掲げて、僅差の展開に持ち込み星を拾っていく。 写真=湯浅芳昭 ※成績は10月10日時点 10月9日のソフトバンク戦[PayPayドーム]でランニング本塁打を放った若月[右]を迎える安達
代わりはいない 心が折れたわけではない。1敗でも喫すれば、ロッテのマジック点灯を許す9月28日からの直接対決(ZOZOマリン)で、すべて逆転の3連勝で首位奪還。勢いに乗ると、10月5日まで引き分けを挟んで8連勝と、シーズン最終盤に猛スパートをかけた。
勢いだけではない。同期間は暗雲も立ち込めていた。左太もものケガから復帰したばかりの打線の軸・吉田正尚が2日のソフトバンク戦(京セラドーム)で死球を受けて右尺骨を骨折。再離脱となり「心が折れかけた」と
中嶋聡監督は言うも「全員で勝つしかない」とチームを鼓舞。呼応するようにナインは「(吉田正の)代わりはいない」と異口同音に話し、各自が役割を全う。特に気を吐くのが四番・
杉本裕太郎だ。7日の
日本ハム戦(京セラドーム)で30号ソロ本塁打を放った主砲が言う。
「11月になれば正尚が帰ってくる気がするんです。日本シリーズの打席に立たせたい。それが今のモチベーションなんです」
さらに・・・
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