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前年4本、通算9本から一気に大台に乗せる。オリックス・杉本が30歳で初の30本塁打

 

今季、パ・リーグの優勝を争っているオリックス。その躍進の大きな要因として挙げられるのが、杉本裕太郎の大ブレークだ。シーズン最多は4本塁打、通算でも9本塁打だった男が30歳にして30本の大台に乗せ、ホームランダービーのトップを走っている。過去の選手の例と比べてみても、珍しいケースであることが分かる。(記録は10月11日現在)
データ・文=永山智浩

10月7日の日本ハム戦[京セラドーム]でソロ本塁打を放ち、30歳で初の30号の大台に乗せた杉本裕太郎[オリックス]。過去最多4本からの大躍進を遂げた


30歳の今季レギュラー獲得ロッテ戦は12本塁打と得意


 オリックスの6年目の杉本裕太郎が、10月7日の日本ハム戦(京セラドーム)で、リーグ一番乗りの30号本塁打を放った。優勝争いも終盤で1対2から放った貴重な同点弾。この試合は4対3で勝利し首位をキープ。自らも本塁打王争いでソフトバンク柳田悠岐に3本差をつけた。

 杉本は徳島商高時代は投手だったが、青学大に進学し外野手に転向。大学時代は通算9本塁打を放ち、その後JR西日本で野球を続けることとなった。ドラフト解禁となった2015年に全体の88選手中87番目、ドラフト10位でオリックスの指名を受け、16年に25歳で入団した。

 お世辞にも大きな期待を背負っての入団ではなかったが、当時の本誌名鑑では・・・

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