10月1日に引退を発表した日本ハムの斎藤佑樹が17日、札幌ドームでのオリックス戦で打者1人限定の引退登板へ。万感の思いを胸に、ミットめがけて現役最後の7球を投じた。 写真=高原由佳、BBM セレモニーで場内を1周。ファンに別れを告げた
栗山英樹監督が宣言したとおりに、7回、二番手で斎藤佑樹の名前が
コールされると札幌ドームは大きな拍手に包まれた。10月3日、
DeNAとのイースタン最終戦ではマウンド上で号泣し、千葉・鎌ケ谷のファンに涙で別れを告げたが、この日は見送る先発・
上沢直之とハイタッチを交わして、笑顔で最後の登板に向かった。オリックスの
福田周平に対して、初球は外角低めへの129キロの直球でストライクを奪うと、3球で追い込んだ。「ありのままの自分を出したい」と語っていた斎藤は、低めのチェンジアップで誘うもボール。続いてツーシームを3連投。フルカウントからの1球は外角に外れて四球となったが、最後まで勝負にこだわる投球だった。苦笑いのあと、柔和な表情を浮かべてマウンドをあとにする背番号1に、スタンドからは惜しみない拍手が送られた。
1点リードの7回、現役最後のマウンドへ
ケガと戦い続けたプロ野球生活だった。開幕投手を務めた2012年のシーズンオフに・・・
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