先頭に立ってナインを激励
ヤクルトが6年ぶりリーグ優勝を飾った。
監督で勝ったとは私は思っていない。
ヤクルトに限ったことではないが、ベンチのイスに座ったまま勝てるのであれば監督は楽だ。
監督というのは陣頭指揮を執らないと選手は動かない。それがいまは、コーチを育てるわけでもなければ、サインを出すのもコーチ任せだ。
それでヤクルトが勝ってきたということは、選手の中にリーダーシップを執る人間がいたということだ。
青木宣親である。彼が先頭に立ってナインを叱咤激励してきた。39歳という年齢。外野の守備を見れば足の動きは全盛期のそれではないが、頑張っている。大したものだ。ヤクルトは青木で持っているチームだ。
もう一つ言えるのは、人間は目的がはっきりすると予想以上に働く。優勝できると思えば、欲を出して一生懸命にやる。一般社会と同じだ。
さらに・・・
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