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Close-up

見えてきた?2022年の青写真 動き出したストーブ・リーグの行方

 

[左]熱血指導で多くのバッターを育て上げたソフトバンクの藤本二軍監督。一軍監督としての手腕はいかに
[右]中日監督が内定している立浪和義氏の現役時代の背番号は3。果たして監督では何番を着けるのか


監督が代わるのは3チーム


 10月23日、楽天戦(楽天生命パーク)に1対8と大敗。前年王者ソフトバンクの4位が確定した。Bクラスは2013年以来8年ぶり。すでに負け越しも決まり、こちらは08年以来13年ぶりとなる。

 試合後、すでに今季限りの退任が確実となっている工藤公康監督は「監督である僕の力不足。選手は一生懸命やってくれた」と淡々と語った。工藤監督は就任7年目。優勝3回、前年まではすべて2位以上で6度の日本一に輝いたが、今季は故障者続出にも泣いた。

ソフトバンクの工藤監督は7年間の任期で3回の優勝、5回の日本一に


 後任は藤本博史二軍監督の昇格が濃厚で(10月29日に正式発表)、今季からヘッドコーチとなっていた小久保裕紀コーチを二軍監督とすることで新体制づくりが進んでいるという。11年からソフトバンクのコーチとなり、以後、一、二軍の打撃コーチ、二軍、三軍監督を歴任し、若手時代の柳田悠岐を鍛え上げた藤本二軍監督に野手の世代交代が急務のチームの再建を託すことになる。過去、藤本監督もそうだが、秋山幸二前監督も二軍監督からの昇格だった。小久保コーチには将来の監督候補としての勉強という位置づけになるのだろう。

 ただし、現時点の戦力は万全ではない。野手陣だけでなく、投手陣ではリリーフ陣の勤続疲労の蓄積が深刻。厚い選手層を考えれば代わりはいるということかもしれないが、再構築は簡単ではない。先発ではエースの千賀滉大が国内FA権を獲得。もともと・・・

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