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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第77回「ダンプ魔術でヒットを打たせたことがあります」

 

今の投手の技術レベルは昔より高いというダンプさん[写真は巨人菅野智之]


泳ぎの達人ダンプ?


 僕が泳ぎの達人だったという話はしましたっけ? 小学6年生のとき、名古屋市の西区の試合で50メートル自由形の新記録を出したんですよ。市の大会は大したことなかったですけどね。潜水が得意で、飛び込んで50メートルくらい潜って泳いでいました。

 小学3年くらいまでは、近くの川では泳げたのにプールでは怖くて足を浮かせられなかったんです。大勢の人と一緒に泳ぐのが怖かったのかな。それがなぜ泳げるようになったのかと言うと、兄貴とプールサイドを歩いていたら、ふざけたんでしょう、右の肩口から突き落とされたんです。慌てて必死に手足を動かしていたらプールの反対側に着いた。それで「ああ、手足を一生懸命動かせばプールでも泳げるんだ」ってなってプールが平気になったんです。

 この話と野球がどうつながるか? せっかちだな。少しは思い出話もさせてくださいよ(笑)。キャッチャーをしてると機敏さがないみたいに見られることがあるけど、実は運動神経が良かったというのも分かっておいてほしいですしね(笑)。

 そうだ、この流れでピタッとはまる話を思い出しました。自分の可能性は心の持ち方次第で変わるということです。しかも、前回の社会人を教えとったときのことで、順番もピッタリです。別に意識はしてなかったんですが、不思議とつながりました。なんかキャッチャーっぽいな。配球がそういうもんですから。1球目から最後の130球目くらいまでもそうだけど、相手との次の対戦、その投手と次のバッテリーを組んだとき、もっと言えば僕自身がキャッチャーで受け続けている限り、全部つながっているというのかな。

 この話は・・・

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