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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第81回「今回は亡くなられた古葉さんの思い出です」

 

大洋監督時代の古葉氏


今日は出てくるなよ


 昨日(11月16日)、昔からの知り合いの新聞記者から電話があって30分以上話しちゃった。亡くなった古葉(古葉竹識)さんのことです(元広島ほか監督。12日死去)。でも、きょうの新聞を見たら1文字も載ってなかったな(笑)。まあ、あれだけいろんな人がコメントしてましたから、僕の言葉なんてなくて当たり前ですけどね。

 じゃあ、ここであらためて? でも、今まで話してきたことばかりで新しいものはほとんどないけど、それでもいいですか。まあ、思い出話も供養のうちと言いますからね。

 僕が入ったころの古葉さんは、まだ広島でバリバリの現役でした。足の速い内野手で、盗塁はようしてましたが、打つほうは大したことなかったです。あとで聞いたら、あごにデッドボールを受けてから腰が引けちゃうようになったらしいですね。

 ただ、僕が一番試合に出た昭和46年(1971年)は、もう南海に行かれてたし、あまり現役時代のイメージはないんですよね。そうそう、僕が広島との試合でヒジを壊してるのを隠していたとき、こっちをじっと見ていたことがあった。僕は痛くないふりしてピッと投げてましたが、たぶんバレてたのかな。そんな気もします。でも、亡くなっちゃうと、そんな確認もできなくなりますね。聞きたいことがあれば、すぐに聞いとかないと、みんないなくなってしまいそうです。こっちも79歳のジイさんですから、自分が先にいなくなるかもしれませんが(笑)。

 えっ、頑丈そうだから大丈夫? また適当なことを言いますな(笑)。随分、ガタが来てますが、今は青汁と甘酒を飲んで頑張ってます。甘酒は最近飲み始めたんですが、頭がはっきりするような気がします。

 おっと脱線しちゃった。

 古葉さんは・・・

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