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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第83回「キャッチャーが変われば、プロ野球はもっと面白くなります」

 

大洋若手時代の谷繁


捕手は育てられない?


 最近、冷えてきましたね。僕の仕事部屋は暖房がないんで、寒くてたまりません。厚着してしのいでいます。買えば? またあっさり言いますな。もう少し原稿料が上がるまでと、我慢してますよ(笑)。

 この寒い中、日本シリーズを屋外のナイターでやるんだからご苦労さまです。でも、選手よりはお客さんでしょうね。動けんし、声も出せんでじっとしとったから、風邪ひいとらんといいんですが。普通の風邪でもコロナの何とか株と勘違いされたら大騒ぎになりますからね。

 でも、コリジョンルールで仕方ないかもしれないけど、浅いレフト前で随分、走者がかえってきた。外野手もかなり前進守備してるのにね。ちょっと締まらん気はしますな。

 この間、キャッチャーをコーチがつくるのは難しいという話をしましたけど、いなかったわけじゃない。覚えているのは、中日の加藤(加藤安雄)です。ほんと毎日、一緒に泥んこになって、中村武志と練習していた。試合前もずっとやっていて、きょうは試合には出ないだろうなと思うと出てきたから。中村がかわいそうになるくらい厳しく鍛えていました。たぶん、相手次第でもありますよね。もしかしたら委縮してダメになったかもしれんけど、必死に食らいついてましたしね。実際、一人前のキャッチャーになったんだから大したものです。

 大洋時代の谷繁(谷繁元信)は、あいつが若手時代、僕は二軍コーチだし、特に何もしてないけど、あいつは・・・

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