遅れてきたルーキーがベールを脱ぐ。リーグ3連覇を逃した巨人を、再びセ界の中心へ導く可能性を秘めている右腕がいる。昨季、マウンドに上がることがなかった背番号19への期待は大きい。 指揮官をうならせたシュート
取り上げてきた選手以外にも印象深いプレーを見せた新人は多い。
広島の
森浦大輔は開幕から最後まで一軍で完走。チーム最多の54試合に登板し、3勝3敗、防御率3.17とリリーバーの中でも安定感を示した。広島ではさらに
大道温貴が24試合に登板し、4勝をマーク。
ロッテではドライチ左腕・
鈴木昭汰が開幕先発ローテ入り。中盤、終盤は中継ぎ起用になったが23試合に登板。4勝を挙げた
河村説人は優勝争いのシーズン終盤も先発ローテとして安定した投球でゲームメークした。
野手では
西武の
若林楽人だ。5月22日に両リーグ最速で20盗塁に到達。同30日の守備の際に左ヒザ前十字靱帯損傷により、シーズン絶望となったのは不運だった。西武では大型野手・
ブランドンも3本塁打をマーク。
ヤクルトの
元山飛優も主に遊撃として97試合に出場。将来の正遊撃手として期待は大きい。
オリックスの高卒新人・
来田涼斗はプロ初打席初本塁打を含む2アーチ。一軍で76打席に立ち、貴重な経験を積んだ。
昨季は一、二軍で試合出場なしに終わったが、大器の予感を漂わせている新人もいる。それは巨人のドラフト2位右腕・山崎伊織だ。
秋季練習が行われていた11月20日、ジャイアンツ球場のマウンドには、181cm、75kgのスリムな体型から勢いよくボールを投げ込む背番号19の姿があった。バックネット裏から熱視線を送った
原辰徳監督が・・・
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