週刊ベースボールONLINE

12球団2021年シーズン回顧

【パ・リーグ3位】楽天・Aクラス返り咲きも決定打不足 GM兼任の指揮官はほろ苦い船出/12球団2021年シーズン回顧

 

石井一久GM兼任監督の船出は満足いくものにはならなかった。戦前に看板と言われた「先発4本柱」は盤石と言えず、助っ人不在の純和製打線は決定力を欠いた。前半戦で首位争いを演じながら、後半戦に入り失速するいつものパターン。勝負強さに欠け、投打ともに課題の多いシーズンとなった。

[2021年成績]※成績部分の()内数字はリーグ順位
66勝62敗15分 勝率.516
532得点(4)、507失点(3)、打率.243(3)、64失策(2)
108本塁打(5)、45盗塁(6)、防御率3.40(4)

若い選手も多く、石井GM兼任監督が目指す野球が浸透するのはまだ先か


欠いた打線のつながり


 シーズンを通して勝率5割以上をキープしたが、物足りなさが残るのは、首位争いを演じていた前半戦から脱落し、最終的には優勝したオリックスに5.5ゲーム差をつけられたことに尽きる。自力優勝が消滅したのは9月11日のロッテ戦(ZOZOマリン)に敗れたあとのこと。この時点で首位・ロッテと2位のオリックスは2ゲーム差。優勝争いは最後までもつれただけに、この時点での後退は痛恨の極みとなった。

 やはり、助っ人不在が決定力不足を招いた。来日の遅れた新外国人のディクソンカスティーヨは4月末に一軍へ合流。だが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング