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MLB緊急リポート

【MLB】ロックアウト解除 急転直下の労使協定合意 メジャー開幕は4月7日

 

MLBにも球春が到来する。現地時間3月10日、ロブ・マンフレッドMLBコミッショナーが会見。新労使協定で選手会と合意し、ロックアウトの解除と4月7日の開幕、162試合実施を発表した。99日間に及んだロックアウトと何度も繰り返された交渉決裂。しかし、急転直下の合意となった、その裏にどのような動きがあったのか――。
写真=Getty Images

急展開で労使協定が合意され4月7日の開幕も決まった。長いロックアウトが明け、アメリカにもベースボールが戻ってくる


試合がしたいという強い気持ちが動かした


 メジャー・リーガーたちの「試合がしたい」「ファンのために」の気持ちがもめにもめた労使交渉に終止符を打った。現地時間12月1日に労使交渉が決裂。ロックアウトに突入した。その後、なかなか交渉が進まず、MLB機構側と選手会側の双方が、わずかに譲歩した金額の提示を行うだけで、2月に入っても合意とはいかなかった。

 それによりスプリングトレーニングは延期となり、さらには4月1日の開幕も2カードが延期となった。選手たちはその間、選手会が用意したアリゾナ州メサの施設で自主トレを開始。その後の交渉でも合意に至らず、3月9日にはさらに4月14日以降に再延期となることを機構側が選手会に通告したのだ。

「162試合のシーズンを維持するための最後の努力として、選手がすぐにフィールドに戻ることができるような誠意ある提案を行った。選手たちに最大限の敬意を表した。最終的に彼らが・・・

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