週刊ベースボールONLINE

開幕3連戦 REPORT

【新監督の船出】ソフトバンク・藤本博史監督が魅せた「負けん気」 開幕戦の劇的逆転満塁弾が号砲に! 予測不能の戦い制して無傷の3連勝

 

今季から3球団で新しい指揮官が誕生した。彼らの采配はどのようなものなのか。目指す野球ができたのか? 新しく見えた課題は? 注目を集めたルーキー監督の開幕3連戦を振り返る。
写真=湯浅芳昭

逆転勝利で開幕戦から藤本監督に勝利をプレゼント。ウイニングボールをもらった指揮官[写真左]は「感動しました」


 パ・リーグでは唯一となる開幕3連勝。これ以上ない最高の船出となったが、戦い自体は決して楽なものではなかった。相手指揮官の新庄剛志BIGBOSSは、まったくもって予測不能。それだけに藤本博史監督としては「BIGBOSSのパフォーマンスを受け止めて真剣に戦うだけ」だった。

 開幕戦は12球団最速で開幕投手に指名したエース・千賀滉大で迎え撃つも、日本ハムの小刻みでイレギュラーな継投策に攻撃陣がなかなか機能せず苦戦を強いられる。それでも8回、新助っ人のF.ガルビスが値千金の逆転満塁弾。ガルビスの起用に関しては、オープン戦の状態を加味して本人とも話し合い、この日は「途中からいくとは決めていました」(藤本監督)。7回に代打で登場し初ヒット、次打席での一発だっただけに、途中出場の決断が功を奏したのかもしれない。

 第2戦、第3戦は、攻撃陣が勝負どころを逃さず。特に失点したあと、相手に流れが行きかけたところで、第2戦は5点のビッグイニングをつくり、第3戦はすぐさま逆転をして相手に主導権を握らせなかった。

指揮官が早々にレギュラー確定した栗原。クリーンアップの一角[五番]で2試合連続本塁打


 3連戦の中で、指揮官はフレキシブルだった。実際・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング