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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第98回「相手のミーティングで『ダンプに気をつけろ』と言われるのは喜びです」

 

巨人のバントの名手・土井


西谷監督はプロでも?


 いやあ、すごくなかったですか。センバツで優勝した大阪桐蔭高校です。相手チームがかわいそうになるくらい打ちまくってましたよね。選手たちの体も昔の高校野球とまったく違う。すごい筋肉ですよね。水野(水野雄仁。プロでは巨人)とかいた時代の池田高校(徳島)が突然、すごい体になってびっくりしたことがあったけど、大阪桐蔭はまた違う気がします。パワーだけじゃなくスピードがあるでしょ。一体、どんなトレーニングをしているのかな。

 あの太った監督さん(西谷浩一監督)は、人脈もあるみたいだし、プロの監督をしてもいいんじゃないですか。最初3年くらい二軍監督やってから一軍監督になれば成功すると思いますよ。どこがいいかな? 阪神日本ハムはどうですかね。大阪桐蔭出身の選手だけ集めてもそこそこ勝つと思いますよ。プロで伸び悩んでいる子もいるから喜ぶんじゃないですか。

 さてさて、今回はバントの話をしましょうかね。なぜ? 高校野球と言えばバントじゃないですか。最近はみんな下手になったけど、プロの世界でも大事な作戦だと思いますしね。原稿も書いたんでお渡ししておきます(※毎度の注釈だが、これはダンプさんが書いた原稿と話したことをミックスしている)。えっ? 説明してほしい? 書いたものより、話したことをまとめたほうが面白いから? 言いましたね(笑)。次に渡すのは、びっくりするくらいすごいものを考えてますんで、期待してください。

 まあ、仕方ない。説明していきましょうか。

 僕が相手のバッターやランナーについて選手生活でずっと考えていたのは、どうやったら好きなようにプレーさせないかですね。こっちもキャリアがありますんで、普通の選手なら普通にやっていけば十分封じ込めたけど、普通より素晴らしく活躍している選手をどうするかは随分考えました。

 バントもそうです。特に走者一塁での送りバントは、普通にやっていたら大抵セーフです。そうならんように・・・

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