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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第103回「笑う門には福来る、です」

 

中田翔の満塁弾


また予感が当たった!


 また、予感が当たりました! 打つんじゃないかって思ったんですよ。あと出しと言われんようにすぐ電話したのに出なかったですね。忙しかった? いつも忙しい言ってますね。いいな、こっちはもう暇でならんのに。そんなに働いたら蔵が3つくらい立つんじゃないですか(笑)。

 巨人の中田(中田翔)の満塁ホームランです(5月14日、東京ドームの中日戦)。打つ前に「こりゃ、あるぞ」と思ったんですよ。なぜか分かりますか。あいつは打席で少し伸び上がって重心を一度、ストンと下げるでしょ。今までは、そのとき力が下に抜けず、下半身が硬かったんですよ。そうすると体に余計な力が入って、反動というのかグリップもガッと硬くなる。それが二軍から帰ってきたら、ふっと尻から下に抜けるようになって、手の引きに余裕があって柔らかくなったんですよ。それで間ができて、「来た! 打つぞ」じゃなく、「来たね、はい、打つ」となった。分かりますか、この例えで(笑)。

 僕がこんなことを話すと、「通算418本しかヒット打ってない男に、そんなこと分かるわけがないだろ」って思うかもしれんけど、キャッチャーを長くやっていたヤツは大抵、そういう感覚があると思いますよ。「あ、打たれる、ヤバイ」というのを察知する力ですね。それがなきゃリードはできません。

 でも、中田には誰が教えたんかな。二軍といっても、そんなに長くいたわけじゃないでしょ。自分で、というのは難しいと思います。小笠原(小笠原道大)あたりが怪しいと思うんですが、どうでしょうね。いや、怪しいと言うと、なんかの犯人みたいだな(笑)。

 あと打ったから当たり前かもしれんけど、表情が柔らかくなりました。よく笑ってますしね。いいことです。笑う門には福来る、です。あなたもそんな面倒くさそうに電話を取らんで、「はい、ダンプさん!」って楽しく笑って出たほうが、絶対にいいことありますよ(笑)。

 巨人と言えば、小林(小林誠司)がオープン戦のころに・・・

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