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【特集】日本独立リーグの今。

元NPB選手が語る独立リーグの現在地 吉田一将(新潟アルビレックスBC) 「一回り年齢が違う選手もいますが、『負けられない』と刺激になっています」

 

昨季限りでオリックスを戦力外となったドラフト1位右腕がNPB復帰を目指して選んだのが独立リーグ挑戦という道だった。BCL新潟で中継ぎ、抑えとして復活を期すとともに、野球に向き合うその姿勢で、若い選手を背中で引っ張っている。
取材・構成・写真=岡田浩人

4月16日の初セーブ後に野間口貴彦コーチ[写真右]と試合を振り返る吉田[中]


NPB復帰が一番の目標


──昨年12月のNPB合同トライアウト以降、いろいろな選択肢がある中で、独立リーグ球団である新潟でのプレーを選択した理由を教えてください。

吉田 海外でのプレー……例えば韓国や台湾、メキシコという選択肢も考えましたが、今年に関しては、(移籍期限である)7月31日までにNPBに復帰する、というのが一番の目標です。そう考えると国内の独立リーグでプレーするのがいいと考え、いくつかのオファーをいただいた中、これまでもNPBに選手を送った実績のある新潟でのプレーを選択しました。

──入団から2カ月弱が過ぎましたが、独立リーグの環境についてNPBとの違いを感じることは。

吉田 NPB球団やプロ入り前に在籍していた社会人チーム(JR東日本)に比べれば、常時練習できる球場や屋内施設があるわけではないのですが、限られた場所や時間を使って工夫をしながらいろいろな練習をしています。自分で考えながらやることで逆に引き出しが増えてプラスになっていると捉えています。

──独立リーグは試合ごとの移動も大変です。

吉田 NPBの場合は3連戦が基本で移動は飛行機や新幹線ですが、BCLの場合は・・・

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