打者を打ち取るための配球を考え、投手のボールを巧みに捕球し、盗塁を阻止するために送球――。自ら打球処理を行うことだってある。備えるプレーは多岐にわたる“扇の要”だが、12球団の本塁ベースを守る男たちは、何を意識し、どうミットを構えているのか。今回は、『捕手の構え』を徹底チェックしよう。 【セ・リーグ編】はこちら ※成績は7月3日時点。年齢は2022年の満年齢 工夫も多岐にわたる
パ・リーグの捕手を見ていこう。“甲斐キャノン”の異名を取るソフトバンク・甲斐拓也は、盗塁阻止にあたって「捕ってから動くのでは遅い」と語る。意識するのは“動から動”。構えの時点で捕球はもちろん、捕球後の動作に移りやすいベストな姿勢でボールを待つ。小柄な体をさらに小さく低くし、コンパクトな動きが可能に。送球する際は、ミットの位置はほぼ固定したまま、捕球する前に左足を一歩前に踏み出し、肩の強さだけでなく、このフットワークで、素早くて正確なコントロールが生まれている。
現在のリーグトップの盗塁阻止率を誇るのは・・・
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