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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「いまの巨人に『こうすべきだ』という物事の本質を教えたくなる」

 

巨人に「なるほど」というものがない



 巨人の坂本勇人が腰痛のために出場選手登録を抹消された。

 治せる専門の医者がいない。それに尽きる。人工芝の東京ドームを本拠地にしてショートを守り続けてきた勤続疲労による持病というが、治せる医者だったら、34歳の若さだけにとっくに治っている。以前の状態に戻す技術が医者にない証拠だ。

 それにしても巨人は勝つつもりがあるのだろうか。新人を突然使ってみたり、いままで使っていた選手を干すなどメチャクチャである。

 捕手をなぜコロコロ変えるのか。ローテーションで使えばいいと思っているようだが、あれは良くない。1つのポジションで3分の1ずつ選手を使って、良い結果など出るわけがないではないか。

 昔は一人前にならなければレギュラーを獲れなかった。部品のようにとっかえひっかえして、どうしてモノになろうか。こいつが良いと思ったら、失敗しようが何をしようが「頑張れ」とハッパをかけて根気強く使い続けるべきなのだ。

 巨人戦を見ていると、なるほどというものがない。中田翔がたまにホームランを打つが、彼はクリーンアップを打つべき選手だ。それが、スタメンで出たら六、七番あたりを打っている。パ・リーグ打点王のプライドはないのか。

 オーダーもあちこちいじって何が打順だ。原辰徳監督は堪え性がないどころか・・・

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