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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第112回「バッキーのスピットボールは大変でした」

 

1964年の最多勝、最優秀防御率、沢村賞の長身右腕ジーン・バッキー


みんな同じフォーム


 暑くて外に出たくないんで、YouTubeを見ることも多いんですが、蓬莱(蓬莱昭彦。元西武ほか)みたいなプロのOBだけじゃなく、アマチュアの方でもプロの技術を細かく研究をされ、びっくりするような、すごい発見をたくさんしています。現役のプロはもちろん、もっと細かい映像やデータを持っているんだと思いますけど、あらためて最近のピッチャーやバッターの技術の進歩はすごいなと思うし、僕もこんな時代にやっていたら、もうちょっとくらいヒットを打てたかなと思ってます。

 ただ、何だかピッチャーのフォームが似てきたような気がしませんか? みんな大谷(大谷翔平。エンゼルス)みたいになってきたと言うんですかね。確かに大谷はすごい選手ですから、それはそれでいいですけど、もしかしたら、トラックなんとか(トラックマン)でボールの回転数を出しているからかもしれません。テレビの中継でもよく出ていますが、スピードガンが出たてのとき、みんなが球速を気にしたみたいに、回転数を気にし過ぎている気もします。そうなると・・・

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