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マイナビオールスターゲーム2022

<オールスター 第1戦 REVIEW>1点巡る攻防はまさかの決着 清宮の劇的サヨナラ弾!

 

2022年のオールスターゲーム。7月26日のPayPayドーム、27日の坊っちゃんスタジアムは、3年ぶりに観客制限なくファンがスタンドを埋め尽くした本当の「夢舞台」となった。
写真=榎本郁也、高原由佳、湯浅芳昭、松村真行

第1戦 全パ 3×2 全セ 通算パ87勝80敗11分

清宮の劇的サヨナラ弾で決着


「シーズン中は見たことがないような、いろいろなユニフォームを着たファンの方々がいたので、すごく新鮮でした」。ロッテ佐々木朗希が第2戦の松山で笑顔で口にした感想は、そのままオールスターの真の魅力だ。一昨年の2020年は新型コロナ禍で中止となり、昨年も感染拡大防止のため観客数を制限していたが、今年は3年ぶりに観客制限なしでの開催。色とりどりのユニフォームに身を包んだファンたちが、福岡・PayPayドームのスタンドを埋め、宴のひと時を楽しんだ。

 全パの先発・大関友久(ソフトバンク)の初球、147キロのストレートを全セの一番・塩見泰隆がいきなり左前に弾き返す。細かい作戦なしの真っ向勝負、これぞオールスターだ。塩見は無死一、三塁から牧秀悟(DeNA)の浅い左飛で果敢に本塁突入、クロスプレーの見せ場をつくりながら先制点をもぎ取る。「自分らしいプレーができた」という「全セの主将」による電光石火の快足ショーで宴の幕が開けた。

塩見が自慢のスピードで鮮やかに先制のホームを踏んだ


 真っ向勝負は続く。2回、大関のあとを受けた山岡泰輔(オリックス)のやはり初球、148キロのストレートをビシエド(中日)が一閃。一直線でホームランラグーンへと飛び込む。もちろん全パも黙ってはいない。その裏、四番の山川穂高(西武)が全セ先発・青柳晃洋のツーシームを左中間スタンド中段まで運び・・・

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