2022年のオールスターゲーム。7月26日のPayPayドーム、27日の坊っちゃんスタジアムは、3年ぶりに観客制限なくファンがスタンドを埋め尽くした本当の「夢舞台」となった。 写真=榎本郁也、毛受亮介、宮原和也、石井愛子 第2戦 全セ 1×2 全パ 通算パ88勝80敗11分

「人のバットでホームランを打てるんだからびっくり」と中嶋監督も舌を巻いた柳田の決勝弾
松山・坊っちゃんスタジアムで10年ぶりの開催となったオールスター第2戦。あまりに豪華な投手リレーでファンを魅了した全パが、2対1で連勝を飾った。
まず登場したのが「完全試合男」の
佐々木朗希(
ロッテ)だ。スタートから160キロに迫るストレートを連発。しかし、二番のA.
ウォーカー(
巨人)に2014年の
大谷翔平(現エンゼルス)に並ぶ球宴日本人タイの162キロを投じるも中前に運ばれると、一死満塁から
佐藤輝明(
阪神)に左犠飛を打たれて1点を先制された。
「ストレート勝負を期待されていたと思うので、見せることができてよかった」と言いながらも、「もっと変化球を投げたかったがサインが出なかった。あの打線を真っすぐだけで抑えるのは無理です」と苦笑い。普段は阿吽(あうん)の呼吸を見せる女房役の同僚、
松川虎生とは「魅せ方」の呼吸が合わなかったようだ。スピード勝負を選択した松川と、奪三振ショーを狙った佐々木朗。いずれにしても「魅せたい」気持ちは同じだった。

1回1失点も佐々木朗は160キロ超を連発してスタンドを沸かせた
全パは2回に全セ先発の
床田寛樹(
広島)を攻め立て一死二、三塁とすると、その松川が右前へ適時打。すかさず同点に追いつくと、2回の
本田圭佑(
西武)を挟んで3回は
山本由伸(
オリックス)、4回は
東浜巨(
ソフトバンク)と・・・
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