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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「岡本和真の六番降格、川上哲治さんなら辞める」

 

気が抜けてしまった岡本



 巨人は岡本和真を六番に落とし、中田翔を四番にした。

 大事なことは、その選手を育てるという前提で何番を打たせるかを考えるべきなのに、巨人には教える首脳陣がいない。

 中田は日本ハムで四番を打っていた。それぐらい良いセンスをしている。何が原因か知らないが、後輩を殴ったという。殴らせたほうも悪い。どこからも手が上がらない選手を巨人は喜んで取った。同じ億単位の金額を使うなら、メジャー・リーグはこれから伸びていく若い選手に使う。海の向こうのほうが現実的だ。

 彼がこのまま四番に座ってシーズンの最後まで、そして来年も再来年も打てるだろうか。年齢を考えたら、そこにはもう希望がない。逆に、彼がいるために犠牲になる選手が出てくる。結局、どんなに優秀な選手であっても年には勝てない。人間は生まれたら死ぬ。肉体は正直で歳月とともに衰えていくということを首脳陣は理解すべきだ。

 第一、中田は・・・

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