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球団レポート

西武・一番打者にハマった外崎修汰 打線で勝つ試合を増やしてVへ/球団レポート

 

首位・西武から4位・オリックスまで2.5ゲーム差内にひしめき合う混戦パ・リーグ。3年ぶりの優勝を勝ち取るために、西武に欠けていたピースが埋まった。待望のトップバッターが誕生。背番号5が打線の斬り込み役として存在感を増しているのは大きい。
※記録は8月21日現在。成績部分の()内数字はリーグ順位
文=上岡真里江

【パ・リーグ1位】
60勝51敗3分 勝率.541
386得点(3)、338失点(1)、打率.233(4)、93本塁打(1)
54盗塁(5)、72失策(6)、防御率2.54(1)

後半戦で一番に固定されている外崎


一番に13選手を起用


 気がつけば首位にいた。そんなふうに感じるほど、コツコツ、コツコツ、足元だけを見つめ、目の前の一戦一戦を必死に戦い、勝利を積み重ねてきた。

 ここまで、決して順風満帆なシーズンではない。どのチームも新型コロナの影響を多大に受けているが、西武も例外ではなかった。加えて、開幕直前で先発ローテーションの三本柱の一角・今井達也が故障。開幕直後から主砲・山川穂高森友哉源田壮亮が続けて戦線離脱するなど、なかなかベストメンバーがそろわない状態が続いた。特に序盤戦は全体的に打線が振るわず、開幕6戦目から7連敗を喫する苦しいシーズンスタートだった。

 その苦境下で、大きな支えとなったのが投手力の充実ぶりだった。とりわけ中継ぎ陣の安定感はリーグでも際立っており、守護神・増田達至を筆頭に、平良海馬水上由伸、そして今季リリーフに転向している本田圭佑佐々木健らが盤石の投球を続けており、ここまでの救援防御率1.88は12球団でもダントツだ。また、先発陣も今井が復帰し、高橋光成松本航の三本柱に加え・・・

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