週刊ベースボールONLINE

廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「巨人はホームラン頼みの攻撃。なぜプッシュバントをしないのか」

 

1982年のプレーオフ。片平晋作がバントを決めた


「江夏対策」でプッシュバント


 巨人のオーダーが打線の体(てい)をなしていないことは、この連載で何度も触れてきた。

「オールスター打線」なのに、一時は気まぐれのように重信慎之介を二番に置いた。バスターエンドランを成功させたかと思えば、翌日にはバントに失敗して小フライを上げてしまうこともあった。選手が失敗したら首脳陣の責任と思うべきだ。

 バントには芯に当てるバントと、芯を外すバントの2通りがある。これを頭に入れてゲームを見ると、バントの教えが浸透しているチームかどうか分かる。大抵の場合、コーチに教える能力がない。というより何をどう教えるべきか知らないのだ。

 走者一塁、あるいは一、二塁になったときは相手守備陣がどういう隊形を取るか。その出方を見て、作戦を決めればいい。

 一塁手と三塁手の両サイドが前に圧力をかけてきたら・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング