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引退試合&セレモニー それぞれの決断

阪神・糸井嘉男 あこがれの球場で終える幸せ「甲子園で、最後の打席を迎えられて心の底から良かった」

 

どんな選手であれ、いずれユニフォームを脱ぐときが来る。ここでは、その瞬間を迎えた4人の選手たちをピックアップ。大勢のファンが見守る本拠地で長い現役生活に別れを告げた。
写真=石井愛子 ※年齢は2022年満年齢

9.21 vs.CARP @KOSHIEN

引退セレモニー後にチームメートによる胴上げも終始笑顔で宙を舞った


 小さいころからあこがれた場所でプロ野球人生を終える。泣き顔ではなく感謝の笑顔でファンに手を振り続けた。小学生のころ父親と阪神を応援に甲子園に観戦に訪れた。カクテル光線がまぶしかった。あれから約30年……。19年の現役生活を聖地・甲子園で迎えた。

 最後の打席となったのは5回無死の場面。代打で「糸井」がコールされると割れんばかりの拍手を浴びる。広島の先発・森下暢仁に対しフルスイング。フルカウントからの8球目、外角高めの147キロの真っすぐを振り抜くと鋭い打球がレフト前へ。通算1755安打となった。一塁に残った糸井は・・・

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