上体に力が入っている
ヤクルトの村上宗隆は
王貞治(
巨人)に並ぶシーズン55号を打って以来、快音が聞かれなくなった。この原稿はヤクルトが残り1試合を残す時点で書いているが、不振の要因はどこにあるのか。
村上の良い点は、体の真ん中に重心を置いて、どちらかといえばステップは広いが、投手に向かって体を寄せて打つことだ。それが、ステップしながら重心を捕手寄りに残すから体が傾いていた。
分かりやすくいえば、二塁に盗塁するときに、上体だけ二塁ベースへ向かっていて、下半身がついていかないのと同じ。重心が二塁へ向かってその動きに遅れないように上体も二塁へ向かえば成功する。そういうことを知らない指導者が多い。
もうひとつ、55号を打ってからの村上は上体に力が入っている。だから球に力が加わらない。
無理もない。あの王ですら・・・
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