週刊ベースボールONLINE

12球団2022年シーズン回顧

【パ・リーグ5位】ロッテ・上位に食らいつくも勝ち切れず、3年ぶりBクラスも“光明”あり/12球団2022年シーズン回顧

 

2年連続リーグ2位から悲願の頂点を目指した井口資仁監督5年目のシーズンは結果だけを求めた。だが、開幕から野手の主力がそろわず低迷。それでも上位に食らいつき、上位争いに参戦した。3年ぶりBクラスも、次代を担う選手は続々と現れている。
写真=高原由佳

[2022年成績]※成績部分の()内数字はリーグ順位
69勝73敗1分 勝率.486
501得点(3)、536失点(6)、打率.231(5)、70失策(3)
97本塁打(5)、132盗塁(1)、防御率3.39(4)

10月2日の最終戦[ZOZOマリン]後のセレモニーで辞任を表明した井口監督。就任5年間で若手を育て上げた


期待の打線が低調も投手陣の奮闘が光る


 就任5年目。井口資仁監督はチームの成長に手応えを感じていた。

「一昨年は2位にはなりましたが、最終的には(首位・ソフトバンクと)10ゲーム差。でも、昨年は最後まで優勝争いができた。そこは選手たちも自信になったと思うんです」

 1年目の2018年から5、4、2、2と着実に順位を上げて挑んだ今季、目指したのは頂点の二文字だからこそ、求めたのは結果だ。期待の若手が多数いる中でも「昨年まではチャンスをあげてきたつもり。でも、今年は結果を残して、競争して勝ち取ってもらいます」と、2月のキャンプ時に指揮官は力強く語った。

 ゲキに応えるように安田尚憲山口航輝の左右の大砲候補が2月の実戦から快音を連発。「助っ人とかみ合えば面白い」と井口監督も打線の期待感を隠さない。だが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング