昨オフにポスティングシステムでカブスと5年8500万ドル(約101億円)で契約した。再建途中のカブスにとって実績のある27歳は魅力的。あこがれのメジャーでプレーする鈴木は、環境の違いになかなかなじめない時を過ごし、悶々(もんもん)とした日々を送った1年だった。
写真=Getty Images　文責=メジャーリーグ編集部

【2022年打撃成績】111試合104安14本46点9盗、打率.262

環境の違いに戸惑った

　思い描いていた活躍はできなかった。そして何より思い描いていたメジャーと現実とのギャップが大きく、その差を埋めるのに時間が掛かったことは否めない。

「環境が一番、自分の中では違った。そこに適応するまでにすごく時間が掛かった。ここ1カ月、2カ月くらいでようやく慣れてきました」

　今シーズン最後の試合後の総括会見で鈴木誠也が発した言葉だ。ここに野球の面以外での環境の大きな違いがあったことを実感。メジャーへ移籍をして学んだことは・・・