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MLB通信2022 特別版

【MLBワールド・シリーズ】アストロズが5年ぶり2度目の世界一に!!

 

下馬評どおりの実力を発揮して5年ぶりの栄冠をつかんだ。第4戦の継投によるノーヒットノーラン達成で勢いに乗り、3連勝で4勝2敗としてフィリーズを下した。フィリーズは第6シードから一気にナ・リーグチャンピオンまで登り詰めたが、世界一には届かなかった。MVPには新人のジェレミー・ペーニャ遊撃手が輝いた。
写真=Getty Images

5年ぶりの世界一に輝いたアストロズ。下馬評どおりの力を発揮し、4勝2敗でフィリーズを退けた


サイン盗みの黒歴史を払拭


 ダグアウトの中の全員から頭を押さえつけられながら「ダスティ! ダスティ!」と連呼される手荒い祝福を受けた。日本の監督では考えられない光景。12度目のポストシーズンで初めての世界一に輝いたダスティ・ベーカー監督は笑顔が止まらない。

「素晴らしい気分だよ。この優勝を1月に亡くなった母と父に贈りたい。遅かれ早かれ、いつかかなうことは分かっていた。1つ勝つことができたから、2つ目も狙いたい」

 メジャー監督歴25年。通算2093勝を挙げている名将だが、世界一に一度も輝いたことがなかった。昨季はブレーブスに負け、2002年のジャイアンツ時代にはエンゼルスに覇権を持って行かれていた。その名将も・・・

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