大切なのは数をどれだけやるか
巨人の秋季キャンプをテレビで見た。大切なのは数をどれだけやるかである。笑いながらやるのと、ハアハア息を吐きながらやるのとでは成果は大きく違う。早大時代に三段跳びの選手が教えてくれたのは、脈拍のピークを200とすると150で息が上がり始めたところで「はい、行きます」と号令をかけるという。そこで走ることによって最初は苦しくても脈拍が150の状態へ戻る時間が次第に短くなる。スタミナがつくとはそういうことだ。メニューの種類が多くても、一つひとつのんびりやっているとスタミナがつかない。巨人の選手が太っているのは根本的に練習量が足りない証拠だ。
原辰徳監督はイスに座って見ている場合ではない。グラウンドをひっきりなしに動き回って、選手がどういう練習をしているかを逐一チェックしなければいけない。
今の指導者は、選手の姿かたちがなぜこうなるのかを理解しているのだろうか。昔の投手は右投げならリリースした後に右足が左足より絶対に前に行かないように、腰を中心にして投げたものだ。今の投手は・・・
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