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日本人メジャー2022回顧

パドレス・ダルビッシュ有 円熟味を増した投球「こういう形で野球に対して取り組めばいいんだな、というのがこの年になってやっと分かった」

 

パドレスに移籍して2年目。大型補強の一人として加入。今季はその力を最大限に発揮した。ナ・リーグ西地区2位もポストシーズンでは強敵・ドジャースを破り、24年ぶりにナ・リーグ優勝決定シリーズに進出。エースとして、常にベストの投球を模索しながら、新しい自分を見つけ出していった1年だった。
写真=Getty Images 文責=メジャーリーグ編集部

【2022年投手成績】30試合16勝8敗0S0H、194.2回197奪三振67失点67自責点、防御率3.10

自己最多タイの16勝8敗の好成績を残した


 メジャー11年目のベテラン投手ながら、自身では2013年の209回2/3に次ぐ今季194回2/3のイニング数を投げた。いまだに衰え知らず。さらに研究熱心さは、ほかのメジャー選手たちよりも上をいくのだから、手が付けられない試合も出てくる。

「今は細かい球種も増えて、コントロールも良くなっていろんなピッチングができる。三振が多かったら気持ちいいは気持ちいいけど、6回、7回をしっかり投げ切ることのほうが楽しい」

 技術習得に熱心なのはもちろん周知の事実だが、年齢を重ねるたびに強くなっている。今季は現地時間9月2日に、日米通算3000奪三振の記録を達成。先述のコメントは三振の魅力について聞かれたときの答えだ。90マイル後半のフォーシームと、いくつあるか分からない変化球を駆使して、今季197の三振を奪った。ただそれ以上に・・・

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