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<秋季キャンプレポート>ソフトバンク・甘えを捨てろ! V奪還へ、現状打破

 

V逸の悔しさは忘れることはできない。ただ、いつまでも引きずってはいられない。宮崎からスタートした来季への第一歩。新コーチも迎え、それぞれがそれぞれに己と向き合った2週間強は充実感にあふれた。
写真=佐藤真一

11月3〜18日 宮崎市生目の杜運動公園

志願の参加となった栗原。ケガの影響は少し残るものの、グラウンドでは元気いっぱい!


「8」の選手を目指して


 歴史的V逸の屈辱だけを胸に来季への戦いは始まった。レギュラーシーズンはマジック1からまさかのラスト2連敗。史上初めて同率でオリックスにペナントの座を譲った。下克上を狙ったクライマックスシリーズ・ファイナルステージもオリックスに敗退。その直後、藤本博史監督は「来年やり返すつもりで。打倒オリックスで頑張りたい。来年はレギュラーゼロで全員が競争。この秋のキャンプから厳しくなると思う」と予告した。

 その厳しい秋が、11月3日から晴天の宮崎で始まった。柳田悠岐中村晃東浜巨ら一部の主力は免除となったが、今宮健太牧原大成、左ヒザの大ケガから復帰を目指す栗原陵矢は別メニューながら志願の参加。藤本監督は全選手を強化指定に指名し、王貞治球団会長兼特別チームアドバイザーも「シーズンは悔しい思いをしたけど、前向きに考えて自分自身に厳しくやっていこう」と呼び掛けた。

 まずは野手に目を向けると、徹底的な振り込みが行われた。キャンプ初日。ウオーミングアップを終えると早々に・・・

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