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12球団2022年シーズン回顧

【セ・リーグ2位】DeNA・前半戦借金生活も8月から快進撃 “横浜反撃”でAクラス復帰を果たす/12球団2022年シーズン回顧

 

最下位に沈んだ昨季から“反撃”を見せた。三浦大輔監督就任2年目のシーズンは3年ぶりの2位。前半戦は開幕から新型コロナが大きく影を落とした。しかし怒涛の巻き返しを見せた後半戦が、来季のさらなる“反撃”を予感させている。
文=石塚隆 写真=BBM

[2022年成績]※成績部分の()内数字はリーグ順位
73勝68敗2分 勝率.518
497得点(4)、534失点(3)、打率.251(2)、64失策(1)
117本塁打(3)、49盗塁(5)、防御率3.48(3)

チーム全体が明るい雰囲気を放っていたことも浮上の要因だろう


前半戦支えたリリーフ陣 エース復帰で先発陣も上昇


 昨季の最下位から2位へ躍進した今季だったが、『横浜反撃』とスローガンを掲げた三浦大輔監督2年目のスタートは決して良好とは言えなかった。開幕カードの広島戦で3連敗をすると、チーム内で新型コロナのクラスターが発生するなど戦力が整わず、3・4月は10勝15敗と波に乗ることができなかった。

 ただその中で、気を吐いていたのがリリーフ陣だ。クローザーの山崎康晃を筆頭にエドウィン・エスコバー伊勢大夢の勝ちパターン、そして入江大生平田真吾田中健二朗ブルックス・クリスキーらが脇を固めチームを支えた。

 シーズン序盤は試合をつくれず苦しんだ先発陣も、5月上旬にエース今永昇太が左前腕炎症(肉離れ)から戦線に復帰すると、先発ローテーションが安定し、交流戦を5割で切り抜け、チームは上昇ムードになっていった。

 完全に風向きが変わった試合となったのが6月30日の阪神戦(横浜)だ。4対5で1点リードされた9回裏・・・

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