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12球団2022年シーズン回顧

【セ・リーグ1位】ヤクルト・中心には三冠王・村上の存在 戦力充実で堂々のリーグ連覇/12球団2022年シーズン回顧

 

春季キャンプ終了時に「このままでは勝てない」と大きな危機感を募らせた高津臣吾監督だったが、終わってみれば、怒とうの強さでセ・リーグを圧倒。最後の最後、日本シリーズで悔し涙を流したが、若手からベテラン、助っ人が機能した1年だった。
写真=BBM

[2022年成績]※成績部分の()内数字はリーグ順位
80勝59敗4分 勝率.576
619得点(1)、534失点(5)、打率.250(3)、69失策(3)
174本塁打(1)、69盗塁(2)、防御率3.52(4)

投打に充実の戦力で29年ぶりのリーグ連覇。23年は球団初のリーグ3連覇に挑む


離脱者続出の序盤も地力を見せつけた一年


 前年日本一の主力選手がそのまま残り迎えた2022年は、正捕手・中村悠平が不在も阪神に開幕3連勝。勢いに乗るかと思われたが、翌戦から4連敗と波に乗れず。また、奥川恭伸がコンディション不良、五番打者のサンタナが左半月板のクリーニング手術でまさかの離脱とアクシデントが続々と発生した。開幕早々に投打の主力が抜けるとチームはかみ合わず、4月24日時点で首位・巨人に5ゲーム差を離される4位と序盤は苦しんだ。

 しかし、5月3日の阪神戦(甲子園)に中村が一軍復帰即スタメンマスクをかぶると、先発の小川泰弘が完封勝利。翌日の同戦も勝利し、今季初の4連勝を決めると、ここから波に乗り始めた。投打がかみ合い、3カード連続勝ち越しを決めて交流戦に突入していった。

 その交流戦では・・・

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