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侍ジャパン キャンプガイド

【侍ジャパン】キャンプガイド・世界一奪還に向けて始動!

 

宮崎キャンプで始動する侍ジャパン。前回同様、多くのファンが球場へ詰めかけるはずだ


 いよいよ3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて侍ジャパンが始動する。キャンプ地は前回の17年大会と同じく「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」。イチローの参戦で沸いた前回と同様に大きな注目を集めることになるだろう。

 ただエンゼルス・大谷翔平、パドレス・ダルビッシュ有、カブス・鈴木誠也、レッドソックス・吉田正尚、カージナルスのラース・ヌートバーといったMLB選手たちのキャンプへの参加、壮行試合への出場は未定となっている。大谷をはじめ彼らがキャンプに参加となれば、さらなるフィーバーが沸き起こるはずだ。

 外野のレギュラー候補は吉田、ヌートバー、鈴木がファーストチョイスと目されることもあり、合流が遅れるようなら連携の構築に不安が残るものの、栗山英樹監督は百も承知で最高のメンバーを選出してくるはず。限られた時間の中でいかにチームとしての力を高めていくのかに注目が集まる。

栗山監督[右]はどのようにチームをまとめていくか。左は大谷


 2月25、26日にはソフトバンクと壮行試合を行い、27日の練習を最後に名古屋へ移動。バンテリンドームでの練習を挟み、3月3、4日は中日との壮行試合を行う。さらに3月6日に阪神、7日にオリックスと本番前の最後の実戦となる強化試合を行い、9日にWBC初戦を迎えることになる。

 宮崎キャンプの練習は無料で見学することができるが、球場に入場するには事前にローソンチケットで発売される入場整理券が必要になるので注意が必要だ。

【キャンプ注目の選手はこの男だ!】村上宗隆(ヤクルト/内野手)



侍の四番に座る最年少三冠王

 MLB選手たちが参戦しても、侍の四番を張るのはこの最年少三冠王になるだろう。昨年11月の強化試合でも確かな打棒を発揮した。大谷や吉田をどの打順に配するか栗山英樹監督は最適解を模索しているが、「四番・村上」からの逆算で組み立てられるのは大きい。将来のMLB挑戦を掲げているだけに、モチベーションを高めているはずだ。

主なキャンプ・スケジュール


※1月23日時点。壮試=壮行試合


キャンプ地
ひなたサンマリンスタジアム宮崎(宮崎・宮崎市)

見学には無料の入場整理券が必要。詳細は「野球日本代表侍ジャパンオフィシャルサイト」にて


侍ジャパンWBC出場メンバー30人(1月26日発表)
【投手 15人】
11 ダルビッシュ有(パドレス)
12 戸郷翔征(巨人)
13 松井裕樹(楽天)
14 佐々木朗希(ロッテ)
15 大勢(巨人)
16 大谷翔平(エンゼルス)
17 伊藤大海(日本ハム)
18 山本由伸(オリックス)
20 栗林良吏(広島)
21 今永昇太(DeNA)
22 湯浅京己(阪神)
26 宇田川優希(オリックス)
28 高橋宏斗(中日)
29 宮城大弥(オリックス)
47 高橋奎二(ヤクルト)

【捕手 3人】
10 甲斐拓也(ソフトバンク)
24 大城卓三(巨人)
27 中村悠平(ヤクルト)

【内野手 7人】
1 山田哲人(ヤクルト)
2 源田壮亮(西武)
3 牧秀悟(DeNA)
7 中野拓夢(阪神)
25 岡本和真(巨人)
33 山川穂高(西武)
55 村上宗隆(ヤクルト)

【外野手 5人】
8 近藤健介(ソフトバンク)
9 周東佑京(ソフトバンク)
23 ラーズ・ヌートバー(カージナルス)
34 吉田正尚(レッドソックス)
51 鈴木誠也(カブス)

WBC2023/侍ジャパンの日程
【強化試合/京セラドーム】
3月6日 vs阪神
3月7日 vsオリックス

【1次ラウンド/東京ドーム】
3月9日 vs中国
3月10日 vs韓国
3月11日 vsチェコ
3月12日 vsオーストラリア

【準々決勝ラウンド/東京ドーム】
3月16日 vsプールA1位 or 2位

【決勝ラウンド/ローンデポ・パーク(アメリカ)】
3月19、20日 準決勝
3月21日 決勝

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