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TEAM REPORT

【チームレポート】広島・まずは開幕に向けての“形づくり”

 

試行錯誤が続いていると言ってもいいだろう。新井貴浩監督が初めて指揮を執った2月19日のDeNA戦(宜野湾)から、3月5日現在、7試合の対外試合を消化。残り1カ月を切った3月31日をベストの状態で迎えるべく、この時期は結果以上に目を向けるべきことも多い。

オープン戦に入っても変わらず、新井監督[写真左]と選手たちとの積極的な対話が目立つ[同右は菊池涼介]


変わらない指揮官


 2月28日に春季キャンプを終え、広島に帰ってきたチームは週末、再び遠征で今度は福岡へ。3月4、5日とPayPayドームでソフトバンクとのオープン戦が行われた。

 開幕までは1カ月を切ったが、良くも悪くも、まだ緊迫感はさほど感じられない。グラウンドの練習を見ていても、和やかな雰囲気だ。その中心には新井貴浩監督。昨秋、今春のキャンプ同様、選手に積極的に話し掛け、対話を楽しんでいる様子が印象的だった。

 一人ひとりの練習に目を配りながら、良きところでタイミングを見て話し掛け、笑顔で言葉を交わす。外国人選手相手にも、そのスタンスは変わらない。もちろん、コーチ陣とも、だ。知りたいという気持ちに従っての自然な行動。シーズンに入ってからも、きっと変わらないものになっていくだろう。

 試合は1勝1敗。4日の試合は、開幕投手の大瀬良大地が3回無安打無失点と完璧な投球を見せたあと、救援6投手がつないで完封リレー。打っては、6回一死から堂林翔太田中広輔の連打などでチャンスをつくり、野間峻祥の中前2点打が決勝打となった。チャンス自体は6回以外にも何度かつくった4日とは対照的に、5日の試合は・・・

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