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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「侍ジャパン、2つの勝因 お互いに平等の力で勝ってこそ値打ちは生まれる」

 

侍ジャパンの栗山監督


 WBCは日本の優勝で終わった。日本中が騒いでいるが、勝ったにせよ負けたにせよ、なぜそうなったのかという原因を研究しなければいけない。

 勝因は2つある。

 一つは投手力が良かったことだ。野球の勝敗は投手力が70パーセントを左右するというのは私の持論である。その点、栗山英樹監督は30人の登録メンバー中、半数の15人を投手にした。フタを開けてみたら本調子でなかったのはダルビッシュ有松井裕樹くらい。ほかはみんな一生懸命にやった。そこは評価できる。人選にはほぼミスがなかった。

 日本代表の投手陣を見れば、今年の巨人は勝てるはずがない。シーズン直前まで開幕投手が決まらなかった。エースの菅野智之は近年故障だらけ。チームを日本一へも導けず、5億円も年俸をもらう選手ではない。5000万円で十分だ。

 話はそれたが、もう一つ、今回の勝因の2つ目はWBCが平等ではなかった点である。どういうことかというと、日本は勝ちたいから選りすぐりの選手を監督自ら選んだ。だが、ほかの国は・・・

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