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<DeNA>トレバー・バウアー 走る! サイ・ヤング賞投手の衝撃 ファームで来日初登板

 

女房役を務めた益子京右も「球速以上のものを感じた」とうなった[写真=藤井勝治]


 3月に電撃移籍が報じられ初登板に向けた準備を進めてきたサイ・ヤング賞右腕。初登板を一目見ようと横須賀スタジアムは、立ち見すら埋まるほどの超満員となった。右肩の張りで登板スケジュールに修正が生じたが、ついに超ド級の“決戦兵器”が日本での初登板を果たした。

 4月16日のイースタン・西武戦で先発すると声を発しながら熱の入った投球を見せた。140キロ台後半の直球とスライダーを中心に組み立てたが、注目は3回の一死一、三塁のピンチの場面。第1打席で二塁打を浴びた蛭間拓哉に対し、明らかにギアを上げると、この日最速の155キロで三振を奪った。続く高木渉に対しても150キロ台を連発しバットにかすらせもせずに連続三振で切り抜けた。トップギアの投球は衝撃の一言。この日は、4回53球を投げ4安打6奪三振無失点。日本に来てからスポーツ用品店で新調したオレンジ色の「和牛JB」グラブを携え、上々の初登板を終えた。

 試合後には「今できる100%に近い投球ができた。これから球数、イニングを伸ばしていきたい」と次回登板に意欲を見せている。一軍に上がったときにはどんな衝撃の投球を見せるのか期待が高まる。

試合後“抜刀”ポーズを披露したバウアー

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