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ヤクルト・本領発揮はいつになる? 3連覇へ開幕好スタートも長い沈黙が続く強力打線

 

リーグ最速で10勝目に到達したが、どこかスッキリとしない。理由は明白、開幕から自慢の打線が鳴りを潜めているからだ。チーム防御率はリーグトップも、チーム打率は同最下位――。復調はいつかと待ちわびながら、指揮官の悩める日々が続く。
写真=BBM
※記録はすべて4月23日現在

得点力不足に悩む高津監督[写真左]。四番・村上[写真55]は開幕から不振が続く。


不振と離脱のWパンチ


 打線がつながらない。ヤクルトが開幕から19試合を終了してリーグ最下位のチーム打率.188。4月21日からの巨人3連戦(神宮)で5球団と対戦が一巡し、10勝8敗1分け、首位・DeNAと0.5ゲーム差の2位タイにつけているが、自慢の打線には活気がない。開幕から2ケタ安打はなく、1959年に広島が記録した開幕21試合連続1ケタ安打の最長記録に並ぶ勢いだ。1勝1敗で迎えた23日の巨人戦では、5試合ぶりに連打が生まれたが、3対7で敗れカード負け越しをくらった。昨季1試合平均4.33だった得点数が、今季は2.52と低調。リーグ全6球団がチーム防御率2点台という投高打低の傾向ではあるものの、それにしても2年連続12球団最多の得点数を挙げた強力打線の低調ぶりは顕著だ。

 特に不振が続くのが、不動の四番・村上宗隆だ。史上最年少で三冠王に輝いた昨季の活躍から一転、ここまで四番・三塁でフル出場もわずか2本塁打、9打点と快音が響かない。開幕戦で初打席初本塁打と最高のスタートを切ったが、各球団からの徹底マークにもあい、バットが空を切る。打率.175はリーグ規定打席到達者では28人中24位タイの成績で・・・

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