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昭和ドロップ

オヤジたちの深堀りTALK 昭和ドロップ「『昭和ドロップ!』って何?」

 

定岡正二さん、篠塚和典さん、川口和久さん、槙原寛己さんでお届けする人気連載『昭和ドロップ!』がついに書籍化! その宣伝も兼ね、槙原さんのYouTube『ミスターパーフェクト槙原』に、鳥取にいる川口さん以外の3人が出演したものを抜粋し、文章化した。今回は全3回の最終回である。
※取材3月27日 構成=井口英規


キャンプをやっちゃいけない場所


神田れいみさん(美人アナウンサー) では、次に『昭和ドロップ!』発売の経緯などを教えていただけますか。

槙原 嫌らしいようで嫌らしくない話ですね(笑。第1回参照)。最初に聞いていいですか。僕は途中からの参加でしたが、『昭和ドロップ!』というタイトルはどこからついたんですか。

篠塚 サダさんだよね。

定岡 うん。あのとき、みんなで考えようとなったけど、篠塚、川口がとんでもないものをドンドン出してきた。それで「これじゃいけない」と僕が預かったんだ。あのときは第1回だったけど、元号が令和になったという話の中で、「俺たち昭和だよね。あのころは面白かったなあ」となっていた。だから『昭和』は使いたいなって思っていた。あとは昭和を掘り返すという意味を込めて、タテに大きく落ちるカーブ、昔のドロップがいいかなって思ったんだ。

槙原 僕は楕円形の缶に入った『サクマ式ドロップス』からだと思ってました。『サダオカ式ドロップス』の可能性もあったのかなって(笑)。

定岡 商標があるからたぶんダメ(笑)。

槙原 ジャイアンツ時代の昭和というと、やっぱりグアムキャンプが最初に思い出されます。暑くて、暑くて……。

定岡 観光はいいけど、キャンプで行っちゃいけないところだったね。

槙原 日焼けがやけどみたいになるし、午前中しか練習できないんですよね。

定岡 びっくりしたのは、日焼けで背番号が背中に写るんだよね。ユニフォームの白いところだけ紫外線が通るんだろうけど、あれはすごかったなあ。しかもさ、クソ暑いのに海はダメだったよね。

篠塚 うん、泳ぐならプールでと。

槙原 じゃあ、例の『天然プール事件』に行きましょうか(笑)。近くに天然プールがあって、海とつながっているんですけど、これはプールだからと休日に遊びに行ったんですよね。サダさんが新人の僕とか若手も連れて行ってくれて。そこで崖みたいな高さからサダさんがバシャって飛び込んでいたら、報知新聞が撮って新聞に載った。そしたら朝のミーティングで、藤田元司監督が、その新聞を持ってぶるぶる震えてる(笑)。

定岡 「だ、だれだ、こいつは!」ってね(笑)。それで「行ったやつ、立て!」と。で、僕は「はいっ!」(立ち上がる)。あのとき絶対、殴られると思った。

槙原 僕も立ちましたけど・・・

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