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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第159回「引退試合をやってもらったのは平松政次のおかげでした」

 

引退試合での平松氏[右]とダンプさん


僕は平松キラーだった?


 この連載も残り少なくなりましたが、今回は昭和59年(1984年10月13日)、横浜でのヤクルト戦で、僕と引退試合を一緒にやった大洋の大エース、平松政次の話をしましょう。引退試合と言っても僕はついでです。普通なら何もしてもらえないような選手なのに、平松と一緒だったおかげで、ヤクルトの八重樫幸雄から花束もらったり、胴上げもしてもらいました。

 試合後には、なんと記者会見までやってもらいましたが、どうも記者の皆さんには僕が目に入っていなかったようで、質問は平松にだけで、僕はずっと黙ったままでした。

 カミソリシュートと言われた、キレ味鋭いシュートが武器で、右打者は攻略が大変でした。真っすぐも速いし、シュートが滑るように内角に食い込んでくるからかなり打ちにくい。巨人長嶋茂雄さんが大の苦手にし、まったく打てませんでした。有名な話ですが・・・

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