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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第160回「残り4回、今回は僕の44本のホームランの話をしましょう」(前編)

 

意外? といい場面で打っているダンプさん


なぜかかわいがってくれた


 連載も残り4回ですが、今回は、僕のプロでの44本のホームラン話をしましょう。

 第1号は、昭和40年(1965年)の広島戦です(10月14日、広島)。レフトフェンスぎりぎりの当たりでしたが、広島の山本一義さんがジャンプしたらボールがグラブに当たって弾み、スタンドに入った一発です。山本さんは次の打席のとき、キャッチャーの僕に「ダンプ、スタンドに入れてやったぞ。よかったな」と笑いながら言っていました。

 投手は左の大羽進さんです。巨人王貞治さんキラーと呼ばれた人で、投げる際、上げた足をすぐ降ろさず、膝から下をぶらぶらさせてタイミングをずらそうとし、王さんがそのぶらぶらに合わせ、足を上げたり、下げたりしていたこともあります。

 一本足打法の王さんのタイミングをずらそうと、あれこれやっていた投手は、ほかにもたくさんいましたが・・・

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