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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第161回「残り3回、今回は僕の44本のホームランの話をしましょう」(後編)

 

江夏[右]とダンプさんの名バッテリー


五番を打って本塁打


 あ〜あ、ついにあと5回になってしまいましたね……。えっ、これを入れて3回? おかしいな、数え間違えたかな。でも、まだまだネタはたくさんありますよ、あとでもったいないと思っても知りませんからね!

 気を取り直して、今回はダンプのホームラン話の後編です。あれは阪神で初めて五番を打ったときの話です。昭和44年(1969年)、田淵幸一が入った年の6月(18日)でした。監督は後藤次男さんで、中日戦(中日球場)です。

 相手の先発は、東京(現ロッテ)から大洋を経て中日に入った左腕の小野正一さんで、そのためベンチ入りしていた右打ちの捕手3人を全員使おうとなりました。最初はヒゲ辻さん(辻佳紀)をライト、僕を一塁、捕手は田淵と言われたのですが、内野手から「ダンプは一塁手としては小さいからやりづらい」という声があり、僕が捕手、田淵は控えで始まった試合です。この試合で、ダンプさんは、なんと・・・

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