2019年、三木肇二軍監督の就任時から急激に進化のスピードを上げた。19年に球団初のイースタン・リーグ制覇を果たすと20、22年に日本一に輝くなど、この4年で3度の優勝を果たしている。三木二軍監督がチームにもたらした変革とは。その指導法、考え方に迫った。 文=阿部ちはる 写真=井沢雄一郎 試合後すぐにミーティングを行う。その際に伝えるのは試合で起こったことだけではなく勝利に必要なプレーとは何か、である。写真中央が三木監督
一軍を見据えた指導
楽天の二軍は2019年に初めてイースタン・リーグ優勝を果たすと、その後は21年を除き、すべてで頂点に立った。今季も8月20日時点でリーグトップと、連覇に向けて確実に歩みを進めている。なぜ若鷲軍団は常勝チームへと変化を遂げたのか。19年に二軍監督に就任して4年目を迎えた三木肇二軍監督(20年は一軍監督)に聞くと、その理由の一端が見えてきた。
「ファームは一軍で勝利に貢献できるようになるための修行の場。二軍にいる選手たちをカテゴリしながら、それを時にはミックスしてどうやって成果を出しながら一軍の準備をしていくかが大事」
二軍には体づくりがメインの若手、一軍を目指し結果を求める選手、二軍調整となった選手、リハビリに励む選手と、立場も実績も違う選手がそれぞれの理由で練習や試合に臨んでいる。だからこそ・・・
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