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マッチレースか、はたまた独走か――。新人王は誰の手に!? セは新人王争いで“伝統の一戦”が勃発!? パは山下を脅かすライバルは見当たらず

 

2023年のペナントレースも残りわずか。2週にわたってタイトルレースを展望してきたが、今週は受賞のチャンスが1度きりしかない新人王の行方を展望していこう。セ・パともに3年目の右腕がポールポジションにいる。
写真=BBM ※記録・情報は9月3日現在

【新人王の資格】
□ 支配下選手に初めて登録されてから5年以内
□ 投手として前年までの一軍登板イニング数が30イニング以内
□ 打者として前年までの一軍打席数が60打席以内
□ 海外のプロ野球リーグに参加経験がない

【セ・リーグ】村上の圧倒的な精度



 セ・リーグの新人王争いは伝統球団の未来を担う2人に絞られたと言っていい。阪神の村上頌樹と巨人秋広優人だ。

 優位に立っているのは村上だろう。優勝にまい進するチームで先発ローテの軸となり、最優秀防御率争いをけん引している。「一番は自分の防御率よりチームの勝利」と語るものの、優勝&タイトル獲得となれば、新人王も当確となるはずだ。

 とにかく精度がすさまじい。ウエスタンで2年連続最優秀防御率&最高勝率に輝いていたのはダテではなかった。新人年以来となるプロ3試合目の先発となった4月12日の巨人戦(東京ドーム)で、7回までパーフェクトに抑えて自信をつかむと、同22日の中日戦(バンテリン)で2安打無四球の完封でプロ初勝利。その2試合を含めてリーグ史上最長タイとなる開幕から31イニング連続無失点を記録した。

「浮き上がる魔球」である“真っスラ”を軸に・・・

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