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奇妙な一致? 歴史は繰り返すのか 50年前のパ・リーグと今年のパ・リーグは似ている 50年前と同じ流れなら、来年(2024年)優勝するのは……

 

2021年から23年までの3年間のパ・リーグの上位は(今年は順位が確定していませんが)、50年前の1971年から73年までの状況とよく似ています。強引な論理展開もあるかもしれませんが、「遊び心」でお楽しみください。
文=キタトシオ

この法則が正しければ1974年と同様に来年はロッテが優勝? 74年のMVPは背番号17の金田留広[左]だったので、来年のMVPも背番号17の右投手か


ロッテはオリックス(阪急)とのV争いを制した経験なし


「歴史は繰り返す」と言われる。

 時間という垣根を超え、似たような状況に置かれた個人や組織はしばしば同じような行動を起こし、同じような結末を辿る。やっているのが同じ人間である以上、それはある意味、当然のことなのだろう。そしてそれは、90年近い歴史を持つプロ野球の世界にも当てはまるに違いない。

「パ・リーグは50年前の歴史を繰り返している」。ここ数年、特に視点をロッテに置いて考えると、私にはそう思えてならないのだ。

 きっかけは2021年である。この年、ロッテは終盤までオリックスと熾烈な首位争いを繰り広げていた。ロッテとオリックス(前身の阪急を含む)が優勝争いをしたのは、1973〜82年の2シーズン制時代を除くと3度ある。71年、84年、95年だ。そのすべての年で、オリックス(阪急)はロッテを破って優勝に輝いている。つまり歴史的に見れば、ロッテは1シーズン制で一度もオリックス(阪急)とのマッチレースに勝利したことがない。ロッテにとって不利なデータだと思っていたが、案の上、2021年のロッテは最後に力尽きた。

 もっとも、過去3回の事例で本当の意味で優勝争いの名にふさわしいシーズンは・・・

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