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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「阿部監督は『巨人の野球』をやれ」

 


負けて威張っているというのは……


 巨人の阿部慎之助新監督は就任会見で来季の目標を聞かれて、「優勝」の2文字を口にした。

 巨人とは勝って当たり前のチームである。来年も再来年もその次も優勝──勝てなければ監督のクビが飛ぶという厳しい掟が待っている。

 それなのに、原辰徳前監督時代は2019年から2年続けて日本シリーズでソフトバンクに1勝もできなかった。そして今季は2年連続Bクラスに沈んだ。許されない。

 人間は年齢とともに衰えていくという真理を、原は知らない。だから40歳手前の、言葉は悪いが出涸らしの選手を他球団から喜んで獲って起用。選手が悪いのではない。使い方が間違っているから結果など出るわけがない。前任の長嶋茂雄(巨人軍終身名誉監督)が自然の法則を教えてこなかった証拠だ。

 この原流をマネしたらとんでもないことになる。阿部監督がどうやってチームを変えるかが今後の見どころだ。

 チーム再建にあたって・・・

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