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2023 JERA クライマックスシリーズ セ ファイナルステージレビュー

<阪神×広島>阪神が投打で粘り勝ち、投手戦を接戦で制す

 

どちらに勝ちが転がってもいい接戦の3試合だった。最後は投手陣の粘り強さが勝敗を分けた。リーグNo.1の投手陣を擁した1位の阪神が、勢いのある広島に3連勝し、4勝0敗で日本シリーズに進んだ。
※試合結果、成績はすべて10月22日現在 写真=宮原和也
※リーグ優勝の阪神には1勝のアドバンテージあり

CSのMVPに輝いた木浪。第1戦でも適時打を放ち、第2戦ではサヨナラ打[写真]と恐怖の八番が機能し、守っても守備の要として、再三の好守を見せた


粘り抜いた3勝


 調子が悪くても点を与えない。今季10勝以上を挙げた3人の先発全員がCSファイナルの雰囲気にのまれたのか、シーズン中のような投球ができなかった。しかし、要所を抑え最少失点でリリーフ陣につないだ。

「紙一重やと思うよ。守り勝ちやな。はっきり言うて」と岡田彰布監督も調子が悪くてもしっかりと2点以内に抑えた先発陣もたたえた。3試合とも三者凡退が少なく、走者を背負うピッチング。それでも点を与えない。捕手・坂本誠志郎との絶妙なやり取りでしのぎ、試合後半は自慢のリリーフ陣がすべての試合を無失点に抑えた。

 打線も・・・

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