週刊ベースボールONLINE

廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「巨人がだらしないから阪神は楽に勝てた 日本ハムの秋季キャンプ、実戦に即した練習をせよ」

 

阪神・岡田監督


ほかの監督に比べ勉強している岡田監督


 阪神が日本一を達成した。

 私がこの連載で指摘してきたことを今年の阪神は実践した。

[1]打順・ポジションの固定化
[2]センター中心に打ち返す打撃
[3]捕手が投手を育てる

 捕手はシーズン途中に梅野隆太郎がケガで離脱したが、代わった坂本誠志郎が投手陣をよくリードした。

 岡田彰布監督は確かにオリックスで監督を経験し、ほかの監督に比べれば勉強している。だが、裏を返せば、それだけ巨人が弱かった証拠だ。私の感覚では、阪神は歴史的に2位か3位のチーム。巨人がだらしないから楽に勝てたのだ。

 前巨人監督の原辰徳は父親(原貢氏)が亡くなってからタガが外れた。自分が使いやすい選手を都合よく使った。ポジションをあちこち動かし、足の速い選手を代走専門のように起用。攻守走三拍子そろった選手に育てようという考えがない。これでは原が育った東海大相模高、東海大の名が泣く。母校の名誉のためにも頑張らなければいけない。人間、死ぬまで勉強だ。

「巨人の野球」を復興させるべき


 このオフ、巨人は3日間で2件のトレードを成立させたと報じられたが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング