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日本ハム・新庄体制3年目へ向けて補強も加速 吉田輝星を電撃トレードで放出 FAの山崎福也と入団合意に

 

日本ハムはストーブリーグの目玉の1人となっていた山崎と入団で合意


 就任3年目を迎える来季、「今年のような成績なら、ユニフォームを脱ぐという覚悟で」という新庄剛志監督をバックアップするために、球団も覚悟を決めた補強を進めている。

 9月29日に若き「台湾の至宝」、18歳にして最速156キロ右腕の孫易磊(スンイーレイ)と育成契約を結んで未来の投資から始めると、11月19日に巨人を戦力外となった鍵谷陽平を育成で獲得。2019年に移籍していた経験豊富なベテラン右腕を再び迎え入れた。

 11月24日には吉田輝星との電撃トレードで黒木優太を補強。今季は3試合の登板に終わるなど伸び悩んでいたとはいえ19年入団のドライチ右腕の放出に衝撃が走ったが、環境を変えて飛躍のきっかけをつかんでほしいという球団の親心であるとともに、指揮官が「即戦力」と言う黒木の力を欲していたからだろう。

吉田を放出して獲得した黒木も当然、「即戦力」だ


 さらに翌25日にはオリックスから国内FA権を行使し、6球団の大争奪戦となっていた山崎福也と入団合意に達したことを発表。上沢直之がポスティングシステムによるMLB移籍を表明しているだけに先発投手の補強は急務となっていたが、今季11勝を挙げてリーグ3連覇に貢献したサウスポーの加入で、来季の開幕投手を務める伊藤大海、大黒柱の加藤貴之との「三本柱」は維持されることになる。

 新庄監督が若き力のさらなる底上げとともに、経験豊富な新戦力たちの力をどのように引き出し、チームを上位へと引き上げていくのか。今から興味は尽きない。

移籍発表前日にはファンフェスティバルに参加していた吉田[右から2人目]。まさに電撃的なトレードだった


写真=BBM
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